雪持ちパイプ取り替え工事
倉吉市 s様邸の雪持ちパイプ取替え工事の様子です。
最近の日本瓦には、屋根から大量の雪が下に落ちないように雪を止めるための雪持ち瓦(雪止め瓦)と
いう瓦が設置してあります。最近と言っても35年~40年くらい前からです。
それ以前は雪持ちパイプ(雪止めパイプ)といって瓦屋根の先端付近に金属製のパイプを取り付けるのが
主流でした。このパイプは、瓦の下から針金や銅線をだして結んであります。
古くなってくると、針金が切れたり、パイプが折れたりして最悪の場合パイプが落ちてきて危険です。
そもそも、なぜ雪を止める必要があるかと言うと、冬の気温が低い時、雪の塊(雪が凍ってほぼ氷になった物)が
一度に落ちてきて下の瓦を割ってしまったり、車や人の上に落ちてきて非常に危険です!!
実際に車がペチャンコになってしまったのを何度も目にしたことがあります。
もう一つ、氷で瓦とくっついた雪が一度にズレ落ちる事により、瓦自体をズラせてしまう事もよくあります。
今回は、針金が切れてさらにパイプも曲がってしまって非常に危険な状態でした。
針金が錆びて切れないようにステンレス製の針金に交換して新しいパイプを取付けて行きます。
雪持ちパイプが折れ曲がってしまっています。
針金がきれてパイプが曲がってしまっています。
ステンレス製の針金で雪持ちパイプを設置しました。