手すり取り付け工事
本日、倉吉市M様邸の介護保険を使って手すりの取付工事を行いました。
弊社をいつもごひいきにして頂いているお客様からご相談を頂きました。
奥様の調子がすぐれないので、家に手すりを付けて欲しいと言うご要望でした。
さっそくお伺いしてみると私の想像を超えて奥様のお加減が良くない事が分かりました。
ご夫婦、そして息子様お二人と立会させて頂いて大変失礼ながら介護保険を使用した住宅改修を勧めさせて頂きました。
介護保険とは
要介護度の一定以上の方が対象で、手すりの取付けなどの住宅改修が申請により後で9割支給される
制度です。申請金額の上限が20万円までですが、お客様の金銭面、労力面負担軽減にとてもよい
制度だと思います。
一応、対象工事を書き加えておきます。
- 手すりの取付け
- 段差の解消
- 滑り防止および移動の円滑化などの為の、床又は通路面の材料の変更
- 引戸などへの扉の取替え
- 洋式便器などへの便器取替え
- そのほか、これらの工事に付帯して必要な工事です。(必ず事前申請ですので気を付けて下さい)
ご家族に素早く対応して頂き、又認定員様・倉吉市役所様にも迅速な対応して頂き本日の工事となりました。
さて、肝心な手すり取付け工事ですが、手すりの取付箇所が15箇所と多く、又新築時に手すりの取付けの想定がなされていない為いろいろな補強と部品を組み合わせて施工していきました。明日も引き続きM様宜しくお願い致します。
本日も引き続き手すりの取付け工事を行って来ました。
M様ありがとうございました。
一般的な手すりの高さは、750mm程度に設定します。
一般的と言っても人の身長はまちまちですので、ご本人に合った高さの設定が必要となります。おおよその検討は、立ち上がった状態で腕を真っ直ぐにのばした時の手あたりが適正です。
健康な方がその手すりを持ってみると少し低いような気がしますが力の弱い方には、それが適当な高さなのです。
ちなみにM様邸の手すりは730mmに設定させて頂きました。
トイレの手すりは便器に立ったり座ったりと言った動作が中心になるので、やはりL型の手すりが良いと思います。
ここでは、L型手すりの縦棒の位置に気をつけて施工しなければいけません。便器に近すぎると立ち上がる動作が困難になってしまいます。
一般的には、便座の先端部分から200~300mm程度に設定してやるとスムーズに立ち上がれます。
玄関手すりは框(登り降りする段差)に登る動作、降りる動作、靴を履く時にしっかり掴まれる動作を意識した形状の手すりを設置しましょう。
最近の住宅には、手すりが取付けられる壁の中の下地がほとんど無い
事が多いです。ホームセンターなどで購入されてご自分で手すりを設置される
方がいらっしゃいますが、体重をかけた時に脱落すると大きな事故に
つながります。脱落にはくれぐれも気をつけて下さい。
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